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更新: 2026-02-06 16:00:00
決算 2026-02-06T16:00

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社山田再生系債権回収総合事務所 (4351)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社山田再生系債権回収総合事務所の2025年12月期連結決算は、売上高が前期比微減となったものの、営業利益が大幅に増加し、利益面での改善が見られました。サービサー事業における費用構造の改善が主な要因です。しかし、経常利益は前期比で減少しており、収益性の安定化に向けた課題も残ります。貸借対照表では、自己資本比率が大きく改善し、財務の健全性が向上しています。キャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが大幅に増加し、財務活動によるキャッシュフローの支出も増加しましたが、期末の現金及び現金同等物は増加しました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 2,280 △0.4
営業利益 74 105.6
経常利益 96 △9.6
親会社株主に帰属する当期純利益 71 43.4
1株当たり当期純利益(EPS) 16.73 43.4
配当金(年間合計) 42 0.0

業績結果に対するコメント: 当期は、売上高が前期比0.4%減と微減となりました。これは、サービサー事業において見込んでいた担保物件の売却が一部翌期にずれ込んだことが主な要因です。しかし、営業利益は前期比105.6%増と大幅に増加しました。これは、前年度に増加した担保物件の自己競落に関連する費用が当期に減少したことによるものです。経常利益は前期比9.6%減となりましたが、これは営業外収益の減少(前期の消費税差額の計上等)が影響したためと考えられます。親会社株主に帰属する当期純利益は、前期比43.4%増と増加しました。これは、法人税等の支払額が減少したことも寄与しています。1株当たり当期純利益も同様に増加しました。配当金は前期と同額の42円でした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 5,152 | △13.3 | | 現金及び預金 | 1,473 | 60.6 | | 受取手形及び売掛金 | 124 | 2.4 | | 棚卸資産 | 767 | △26.3 | | その他 | 130 | △11.4 | | 固定資産 | 645 | △9.8 | | 有形固定資産 | 101 | △11.3 | | 無形固定資産 | 2 | △33.3 | | 投資その他の資産 | 542 | △9.3 | | 資産合計 | 5,797 | △13.3 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 1,370 | △38.7 | | 支払手形及び買掛金 | 1 | 37.5 | | 短期借入金 | 1,100 | △42.1 | | その他 | 269 | △33.0 | | 固定負債 | 1,058 | △3.9 | | 長期借入金 | 13 | △65.3 | | その他 | 1,045 | 1.1 | | 負債合計 | 2,428 | △27.2 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 3,182 | 0.9 | | 資本金 | 1,085 | 0.0 | | 利益剰余金 | 1,294 | 2.3 | | その他の包括利益累計額 | 188 | △3.3 | | 純資産合計 | 3,370 | 0.6 | | 負債純資産合計 | 5,797 | △13.3 |

貸借対照表に対するコメント: 当期末の総資産は5,797百万円となり、前期比13.3%減少しました。これは主に、買取債権の減少(1,541百万円減)や短期借入金の返済(800百万円減)によるものです。 一方、純資産は3,370百万円となり、前期比0.6%増加しました。特に株主資本が0.9%増加し、自己資本比率は50.1%から58.1%へと大幅に改善しました。これは、財務の健全性が大きく向上したことを示しています。 流動資産においては、現金及び預金が60.6%増加し、流動性が向上しています。棚卸資産(販売用不動産、買取債権等)は減少しました。 負債においては、短期借入金が大幅に減少し、流動負債全体が38.7%減少しました。固定負債も微減しました。 安全性指標としては、自己資本比率の向上は非常にポジティブな兆候です。流動比率や当座比率などの詳細なデータは開示されていませんが、現金及び預金の増加は短期的な支払い能力の向上を示唆しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 2,280 △0.4 100.0%
売上原価 1,586 △2.8 69.6%
売上総利益 694 5.5 30.4%
販売費及び一般管理費 620 △0.2 27.2%
営業利益 74 105.6 3.2%
営業外収益 62 △50.0 2.7%
営業外費用 40 △24.1 1.8%
経常利益 96 △9.6 4.2%
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 96 △9.6 4.2%
法人税等 25 △46.1 1.1%
当期純利益 71 43.4 3.1%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比0.4%減となりましたが、売上原価が2.8%減少したことにより、売上総利益は5.5%増加しました。販売費及び一般管理費はほぼ横ばいであったため、営業利益は前期比105.6%増と大幅に改善しました。 営業外収益は前期の消費税差額の計上等により大幅に減少した一方、営業外費用は減少しました。この結果、経常利益は前期比9.6%減となりました。 法人税等も大幅に減少し、当期純利益は前期比43.4%増となりました。 収益性指標としては、売上高営業利益率は1.6%から3.2%へと改善しました。売上高経常利益率は4.7%から4.2%へと低下しました。ROE(自己資本利益率)は、前期1.5%から当期2.1%へと改善しています。 コスト構造としては、売上原価の効率化が利益改善に大きく貢献しました。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 1,406百万円(前期:637百万円)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: 103百万円(前期:△11百万円)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: △938百万円(前期:△428百万円)
  • フリーキャッシュフロー: 1,509百万円(営業CF + 投資CF)

キャッシュフローに対するコメント: 当期は、営業活動によるキャッシュ・フローが前期の637百万円から1,406百万円へと大幅に増加しました。これは、買取債権の回収が順調に進んだことなどが要因と考えられます。 投資活動によるキャッシュ・フローは、前期の支出から獲得へと転じました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、短期借入金の返済等により支出が増加しました。 結果として、期末の現金及び現金同等物は808百万円から1,379百万円へと増加しました。フリーキャッシュフローも潤沢であり、財務基盤の強化に寄与しています。

6. 今後の展望

会社は、2026年12月期の連結業績予想として、売上高2,598百万円、営業利益235百万円、経常利益237百万円、親会社株主に帰属する当期純利益143百万円を予想しています。これは、売上高、各利益段階ともに大幅な増加を見込んでおり、積極的な成長戦略を示唆しています。 サービサー事業においては、担保物件売却の進展や債権買取機会の拡大を見込んでいます。派遣事業では、新規案件受注や大型登記業務の受注により業務量増加が見込まれます。不動産ソリューション事業でも、投資済案件の売却や新規投資が見込まれています。 リスク要因としては、経済環境の変化、不動産市況の変動、金利・為替動向などが挙げられます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • サービサー事業: 売上高727百万円(前期比1.5%減)、セグメント利益353百万円(前期比37.0%増)
    • 派遣事業: 売上高1,333百万円(前期比1.1%増)、セグメント利益190百万円(前期比1.0%増)
    • 不動産ソリューション事業: 売上高247百万円(前期比5.0%減)、セグメント利益47百万円(前期比47.1%減)
  • 配当方針: 2025年12月期は年間42円の配当を実施しました。2026年12月期も年間42円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 配当金以外に特筆すべき株主還元施策の記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 決算短信上、具体的な記載はありません。
  • 人員・組織変更: 決算短信上、具体的な記載はありません。