2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ネオマーケティング (4196)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ネオマーケティングの2026年9月期第1四半期(2025年10月1日~2025年12月31日)の連結業績は、売上高が堅調に増加し、利益面では大幅な改善が見られました。前年同期は営業損失を計上していましたが、当期は黒字転換を果たし、経常利益も大きく伸長しました。これは、中期経営計画に沿った採用・育成への注力、新サービス「定量的定性調査™」の開始、子会社を通じた新卒・中途向け就活・転職サイト「entrysNavi」のオープンといった戦略的な取り組みが実を結んだ結果と言えます。財政状態も、自己資本比率が前期末から上昇しており、安定性が増しています。
2. 業績結果
| 科目 | 当期(百万円) | 前期(百万円) | 前期比(%) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 577.5 | 544.7 | +6.0% |
| 営業利益 | 3.7 | △0.3 | 黒字転換 |
| 経常利益 | 4.2 | △1.0 | 黒字転換 |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 1.3 | △17.1 | 黒字転換 |
| 1株当たり当期純利益 | 0.52円 | △6.89円 | 黒字転換 |
| 配当金 | 記載なし | 0.00円 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比6.0%増と堅調に推移しました。特に、利益面での改善が顕著であり、前年同期の営業損失から黒字に転換し、経常利益も大幅に増加しました。これは、積極的なサービス開発とマーケティングコンサルタントの育成・教育への注力が、顧客獲得体制及びサービス受注体制の拡充に繋がったことが要因と考えられます。新サービス「定量的定性調査™」の開始や、子会社ネオパートナーズによる就活・転職サイト「entrysNavi」のオープンも、新たな収益源の確保や事業領域の拡大に貢献していると推測されます。親会社株主に帰属する四半期純利益も黒字転換しており、収益性が大きく改善しています。配当については、現時点では開示されていません。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動資産 | | | | 現金及び預金 | 947 | △72 | | 受取手形及び売掛金 | 329 | △3 | | 棚卸資産 | 11 | △2 | | その他 | 62 | +15 | | 固定資産 | | | | 有形固定資産 | 31 | △0 | | 無形固定資産 | 173 | △7 | | 投資その他の資産 | 154 | △1 | | 資産合計 | 1,746 | △52 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 流動負債 | | | | 支払手形及び買掛金 | 79 | △1 | | 短期借入金 | 183 | 0 | | その他 | 163 | △17 | | 固定負債 | | | | 長期借入金 | 402 | △43 | | その他 | 4 | △1 | | 負債合計 | 954 | △55 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |------|---------------|-----------------| | 株主資本 | | | | 資本金 | 86 | +0 | | 資本剰余金 | 285 | +0 | | 利益剰余金 | 528 | +1 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 793 | +2 | | 負債純資産合計 | 1,746 | △52 |
貸借対照表に対するコメント: 当第1四半期末の総資産は1,746百万円となり、前期末から52百万円減少しました。これは主に現金及び預金の減少によるものです。一方で、負債合計は954百万円となり、前期末から55百万円減少しました。特に長期借入金の減少が目立ちます。純資産は793百万円となり、前期末から2百万円増加しました。これは、当期の親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因です。 自己資本比率は45.4%となり、前期末の43.9%から上昇しており、財務の健全性が向上しています。流動比率や当座比率といった短期的な支払い能力を示す指標については、詳細なデータがないため分析できませんが、負債の減少と純資産の増加は、財務安定性の向上を示唆しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 577.5 | +32.8 | 100.0% |
| 売上原価 | 299.9 | +14.4 | 52.0% |
| 売上総利益 | 277.6 | +18.4 | 48.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 273.8 | +14.3 | 47.4% |
| 営業利益 | 3.7 | +4.0 | 0.6% |
| 営業外収益 | 2.0 | +1.6 | 0.3% |
| 営業外費用 | 1.6 | +0.5 | 0.3% |
| 経常利益 | 4.2 | +5.2 | 0.7% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 4.2 | +5.2 | 0.7% |
| 法人税等 | 2.9 | △13.2 | 0.5% |
| 当期純利益 | 1.3 | +18.3 | 0.2% |
損益計算書に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比6.0%増と堅調に推移し、売上総利益も18.4百万円増加しました。販売費及び一般管理費も増加しましたが、売上高の伸びがそれを上回り、営業利益は前年同期の損失から3.7百万円の黒字に転換しました。営業外収益の増加も利益に貢献し、経常利益は4.2百万円となりました。法人税等の減少も寄与し、当期純利益は1.3百万円となりました。 売上高営業利益率は0.6%と低い水準ですが、前年同期からの大幅な改善が見られます。ROE(自己資本利益率)については、詳細なデータがないため算出できませんが、利益の黒字転換はポジティブな兆候です。コスト構造としては、売上原価率が52.0%、販売費及び一般管理費率が47.4%となっており、売上総利益率が48.0%と、利益創出の源泉となっています。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第1四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 ただし、減価償却費及びのれんの償却額は以下の通りです。 - 減価償却費: 3.98百万円 - のれんの償却額: 4.19百万円
6. 今後の展望
株式会社ネオマーケティングは、2026年9月期の通期業績予想を、2025年11月13日に公表した予想から変更していません。 - 売上高: 2,800百万円(前期比21.4%増) - 営業利益: 100百万円(前期比21.7%増) - 経常利益: 120百万円(前期比1,000%超増) - 親会社株主に帰属する当期純利益: 100百万円(前期比275.5%増) - 1株当たり当期純利益: 39.46円
通期業績予想では、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益ともに大幅な増加を見込んでおり、特に経常利益は1,000%超の増加となっています。これは、当第1四半期に見られた好調な業績が通期でも継続することを見込んでいることを示唆しています。 中期経営計画に沿った採用・育成への注力、新サービス開発、そして人材支援事業への参入など、多角的な戦略が今後の成長を牽引すると考えられます。 リスク要因としては、景気動向、競争環境の変化、技術革新への対応などが挙げられますが、変化する市場環境に対応するためのマーケティング支援事業の需要は中長期的に喚起されると予想されています。
7. その他の重要事項
- セグメント情報: 当社グループはマーケティング支援事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載は省略されています。
- 配当方針: 2026年9月期の年間配当予想は0.00円となっています。
- 株主還元施策: 現時点では、配当以外の具体的な株主還元施策に関する情報は開示されていません。
- M&Aや大型投資: 開示情報からは、M&Aや大型投資に関する具体的な情報は確認できませんでした。
- 人員・組織変更: 中期経営計画に沿った採用・育成への注力、子会社を通じた新卒・中途向け就活・転職サイトのオープンなど、事業拡大に向けた体制整備が進められています。