適時開示情報 要約速報

更新: 2026-04-03 16:13:46
決算 2026-02-13T15:30

2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社Sharing Innovations (4178)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社Sharing Innovationsの2025年12月期連結決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の全てにおいて前期比で大幅な減少となりました。これは、主要事業であるデジタルトランスフォーメーション事業におけるSalesforce領域およびSES(パートナー)領域の収益減が主な要因です。新規事業領域は伸長したものの、当初の計画を下回りました。貸借対照表では、総資産は減少しましたが、自己資本比率は向上しています。キャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローが大幅に減少しました。2026年12月期は増収増益を予想していますが、足元の業績悪化からの回復が課題となります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 4,458 △13.8
営業利益 100 △58.0
経常利益 93 △60.4
親会社株主に帰属する当期純利益 23 △82.5
1株当たり当期純利益(円) 6.40 △82.5
配当金(円) 0.00 -

業績結果に対するコメント: 当期は、外部環境の変化や主要事業領域における収益減により、売上高、利益ともに大幅な減少となりました。特に、Salesforce領域では、案件の難易度・サイズアップに対応できるプロジェクトマネージャー(PM)・プロジェクトリーダー(PL)の不足が売上高減少の要因となりました。SES(パートナー)領域では、業界の内製化進展や専門性の高い市場へのニーズシフトにより、売上が減少しました。新規事業領域(データ事業、ITコンサルティング事業)は伸長しましたが、全体をカバーするには至りませんでした。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 1,778 | △2.1 | | 現金及び預金 | 1,178 | 8.3 | | 受取手形及び売掛金 | 482 | △21.6 | | 棚卸資産 | 1 | 記載なし | | その他 | 116 | 2.4 | | 固定資産 | 551 | △13.0 | | 有形固定資産 | 2 | △36.6 | | 無形固定資産 | 525 | △10.6 | | 投資その他の資産 | 23 | △45.0 | | 資産合計 | 2,330 | △4.9 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 517 | △26.0 | | 支払手形及び買掛金 | 202 | △26.4 | | 短期借入金 | 0 | △100.0 | | その他 | 125 | △13.6 | | 固定負債 | 202 | 21.5 | | 長期借入金 | 202 | 21.5 | | その他 | 記載なし | 記載なし | | 負債合計 | 720 | △16.8 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 1,610 | 1.5 | | 資本金 | 436 | 0.0 | | 利益剰余金 | 841 | 2.9 | | その他の包括利益累計額 | △2 | △2.4 | | 純資産合計 | 1,609 | 1.5 | | 負債純資産合計 | 2,330 | △4.9 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は69.0%と、前期の64.6%から上昇しており、財務の安定性は向上しています。流動資産は微減ですが、現金及び預金は増加しています。一方で、受取手形、売掛金及び契約資産が減少しており、これは売上減少の影響と考えられます。負債合計は大幅に減少し、特に流動負債の減少が目立ちます。固定負債の長期借入金は増加しています。純資産は微増しており、利益剰余金の増加が寄与しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 4,458 △13.8 100.0
売上原価 3,567 △12.3 80.0
売上総利益 890 △19.0 20.0
販売費及び一般管理費 789 △8.2 17.7
営業利益 100 △58.0 2.3
営業外収益 9 109.8 0.2
営業外費用 3 △88.5 0.1
経常利益 93 △60.4 2.1
特別利益 記載なし 記載なし 記載なし
特別損失 記載なし 記載なし 記載なし
税引前当期純利益 88 △64.6 2.0
法人税等 64 △48.0 1.4
当期純利益 23 △82.5 0.5

損益計算書に対するコメント: 売上総利益率は20.0%と、前期の21.2%から低下しました。これは売上原価の売上高比率が上昇したためです。販売費及び一般管理費は売上高の減少率よりも低い減少率にとどまり、売上高比率は17.7%と前期の16.6%から上昇しました。結果として、営業利益率は2.3%と前期の4.6%から大幅に低下しました。経常利益率も2.1%と前期の4.5%から低下しました。当期純利益率は0.5%と低水準にとどまっています。

5. キャッシュフロー

  • 営業活動によるキャッシュ・フロー: 114,920千円(前年同期比152,644千円減)
  • 投資活動によるキャッシュ・フロー: △42,743千円(前年同期比38,330千円増)
  • 財務活動によるキャッシュ・フロー: 18,410千円(前年同期比16,670千円増)
  • 現金及び現金同等物期末残高: 1,178,521千円

キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローが大幅に減少したことは、当期の業績悪化を反映しています。投資活動では、子会社株式の取得による支出がありました。財務活動では、借入金の増加により資金を獲得しました。期末の現金及び現金同等物は増加しており、当面の資金繰りには問題ないと考えられます。

6. 今後の展望

2026年12月期の連結業績予想は、売上高4,500百万円(前期比0.9%増)、営業利益120百万円(同19.6%増)、経常利益119百万円(同27.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益40百万円(同66.9%増)と、増収増益を見込んでいます。 中期経営計画では、事業領域の明確化、柱事業のソリューション強化、組織体制の強化に取り組む方針です。 リスク要因としては、IT人材不足の深刻化、外部環境の変化が挙げられます。 成長機会としては、DXトレンドの進展、クラウド市場の拡大、新規事業領域(データ事業、ITコンサルティング事業)の伸長が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • デジタルトランスフォーメーション事業:売上高4,088,439千円(同14.4%減)、セグメント利益368,796千円(同25.3%減)
    • プラットフォーム事業:売上高396,432千円(同6.0%減)、セグメント利益52,396千円(同13.4%増)
  • 配当方針: 2024年12月期、2025年12月期ともに配当は実施されていません。2026年12月期も配当予想は0円です。
  • 株主還元施策: 現時点では特筆すべき株主還元施策は見られません。
  • M&Aや大型投資: 2025年8月にCoznet合同会社をM&Aでグループに迎え入れ、ERP領域を強化しました。
  • 人員・組織変更: 2025年7月にエンジニアの体制をプール制に変更し、柔軟なアサインを可能にしました。

【注意事項】 本レポートは、提供された決算短信に基づき作成されたものであり、全ての財務情報を網羅しているわけではありません。詳細な分析には、有価証券報告書等の追加情報が必要となります。