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更新: 2026-04-03 09:15:29
決算 2026-02-13T16:00

2026年9月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

テモナ株式会社 (3985)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

テモナ株式会社は、2026年9月期第1四半期において、売上高は前年同期比で微減となったものの、利益面では大幅な減少を記録しました。これは、EC支援事業における主要サービスでの収益減や、システム障害に伴う特別損失の計上が主な要因です。一方で、エンジニアリング事業での堅調な成長や、フィンテック事業の開始といった新たな取り組みも見られます。全体としては、収益性の悪化が懸念される四半期となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 455 △3.0
営業利益 13 △63.4
経常利益 12 △67.0
親会社株主に帰属する四半期純利益 9 △60.8
1株当たり四半期純利益(円銭) 0.89 △60.6
配当金(年間配当予想) 記載なし -

業績結果に対するコメント: 当第1四半期は、売上高が前年同期比3.0%減となりました。これは、EC支援事業における「サブスクストア」の受託開発収益の減少や、「たまごリピート」における不正アクセスによるシステム障害の影響が響いたためです。 売上原価は、リアル店舗マーケット『BCモール』、システムエンジニアリングサービス、フィンテック事業の取引増加に伴う仕入原価や減価償却費の増加により、前年同期比14.1%増加しました。 販売費及び一般管理費は、本社及び福岡事務所の移転に伴う地代家賃や減価償却費の減少等により、前年同期比8.3%減少しました。 しかし、特別損失としてシステム障害対応費用30,347千円が計上されたことが、利益を大きく圧迫しました。その結果、営業利益は同63.4%減、経常利益は同67.0%減、親会社株主に帰属する四半期純利益は同60.8%減と、大幅な減益となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------| | 流動資産 | 1,401 | △6.7 | | 現金及び預金 | 1,073 | △12.8 | | 受取手形及び売掛金 | 204 | 31.1 | | 棚卸資産 | 記載なし | - | | その他 | 125 | 9.6 | | 固定資産 | 341 | 29.4 | | 有形固定資産 | 137 | 137.1 | | 無形固定資産 | 157 | △4.0 | | 投資その他の資産 | 46 | 10.8 | | 資産合計 | 1,742 | △1.3 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------| | 流動負債 | 588 | △2.8 | | 支払手形及び買掛金 | 77 | 15.9 | | 短期借入金 | 200 | 0.0 | | その他 | 162 | △4.6 | | 固定負債 | 376 | △4.4 | | 長期借入金 | 354 | △8.0 | | その他 | 19 | 281.7 | | 負債合計 | 965 | △3.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------| | 株主資本 | 751 | 1.4 | | 資本金 | 386 | 0.0 | | 利益剰余金 | 564 | 1.7 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | - | | 純資産合計 | 777 | 1.3 | | 負債純資産合計 | 1,742 | △1.3 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は43.1%と、前連結会計年度末の42.0%から微増しており、財務の健全性は維持されています。 流動資産は減少しましたが、受取手形及び売掛金が増加しており、売上債権の回収状況に変化が見られます。固定資産は有形固定資産の増加が顕著で、フィンテック事業における賃貸資産の購入などが影響していると考えられます。 負債合計は減少しており、特に長期借入金の減少が目立ちます。 純資産は増加しており、利益剰余金の増加が寄与しています。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 455 △3.0 100.0%
売上原価 233 14.1 51.1%
売上総利益 222 △16.0 48.9%
販売費及び一般管理費 208 △8.3 45.7%
営業利益 13 △63.4 2.9%
営業外収益 0.9 △68.5 0.2%
営業外費用 2.1 12.1 0.5%
経常利益 12 △67.0 2.7%
特別利益 34.8 554.9 7.6%
特別損失 30.3 - 6.7%
税引前当期純利益 17.2 △60.6 3.8%
法人税等 7.9 △57.5 1.7%
当期純利益 9.2 △61.5 2.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高は微減でしたが、売上原価の増加と販売費及び一般管理費の減少により、売上総利益は16.0%減少しました。 営業利益率は2.9%と、前期の7.9%から大幅に低下しました。これは、売上原価の増加と、システム障害対応費用という特別損失の計上が大きく影響しています。 経常利益も同様に大幅な減少となりました。 特別利益として助成金収入34,500千円が計上されたものの、特別損失のシステム障害対応費用30,347千円がそれを上回る影響を与え、税引前当期純利益、当期純利益ともに大幅な減少となりました。 ROE(自己資本利益率)は、当期純利益が大幅に減少したため、非常に低い水準となる見込みです。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
  • フリーキャッシュフロー: 記載なし

6. 今後の展望

2026年9月期の通期業績予想は、売上高2,025百万円(前期比10.5%増)、営業利益60百万円(前期比61.5%減)、経常利益49百万円(前期比67.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益41百万円(前期比43.8%減)と、通期でも減益予想となっています。 これは、第1四半期の業績を踏まえ、通期でも厳しい見通しであることを示唆しています。 会社は、ECの普及が進む市場環境において、サブスクリプションビジネス支援を継続し、既存サービスの機能強化や販売促進、経営基盤の強化に注力する方針です。また、新規事業の拡大にも取り組むとしています。 しかし、第1四半期のシステム障害のような予期せぬ事象が利益に与える影響は大きく、今後のリスク要因として注視が必要です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • EC支援事業: 売上高317,368千円(前年同期比13.1%減)、セグメント利益6,116千円(前年同期比85.0%減)。
    • エンジニアリング事業: 売上高123,791千円(前年同期比18.6%増)、セグメント利益6,933千円(前期はセグメント損失3,359千円)。
    • フィンテック事業: 売上高14,631千円、セグメント損失3,035千円。
  • 配当方針: 2026年9月期は年間配当予想0円となっています。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: フィンテック事業における賃貸資産の購入が資産の部に影響しています。
  • 人員・組織変更: 本社及び福岡事務所の移転が販売費及び一般管理費に影響しています。