2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社データホライゾン (3628)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社データホライゾンは、2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)において、売上高は増加しましたが、営業損失および経常損失を計上しました。データヘルス関連サービスとデータ利活用サービスの成長が売上を牽引し、固定費削減努力により赤字幅は縮小しました。連結子会社での債務免除益を特別利益として計上したことで、最終的に親会社株主に帰属する当期純利益は黒字となりました。財政状態においては、自己資本比率が前期末から改善しています。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(※1) |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,504 | - |
| 営業利益 | △241 | - |
| 経常利益 | △243 | - |
| 親会社株主に帰属する四半期純利益 | 90 | - |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 7.12 | - |
| 配当金(年間予想) | 0.00 | - |
(※1)2025年3月期は決算期変更により9ヶ月の変則決算のため、直接的な前年同期比での比較は困難です。ただし、開示情報では「前年同期(2024年4月から12月の9カ月間)との比較では営業損失、経常損失ともに7億円超の利益改善」と記載されています。
業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間の売上高は、データヘルス関連サービスおよびデータ利活用サービスの成長により、前年同期(2024年4月~12月)から3億18百万円増加し、35億4百万円となりました。特にデータ利活用サービスは前年同期比で61%増と力強い成長を示しています。 損益面では、償却費をはじめとする固定費の削減により、営業損失は2億41百万円、経常損失は2億43百万円となり、前年同期と比較して7億円超の利益改善が見られました。 連結子会社であるDeSCヘルスケア株式会社における借入金の一部債務免除による特別利益3億30百万円の計上などにより、親会社株主に帰属する四半期純利益は90百万円となりました。 EBITDAは49百万円のプラスとなり、収益力の客観的な指標として改善が見られます。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(※2) | |------------------------|----------------|---------------| | 流動資産 | 3,770 | △339 | | 現金及び預金 | 1,031 | △193 | | 受取手形及び売掛金 | 2,376 | △337 | | 棚卸資産 | 179 | 記載なし | | その他 | 194 | 記載なし | | 固定資産 | 2,282 | 295 | | 有形固定資産 | 492 | △22 | | 無形固定資産 | 1,447 | 336 | | 投資その他の資産 | 343 | △18 | | 資産合計 | 6,051 | △43 |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(※2) | |------------------------|----------------|---------------| | 流動負債 | 2,774 | △544 | | 支払手形及び買掛金 | 10 | △4 | | 短期借入金 | 1,900 | △300 | | その他 | 864 | △240 | | 固定負債 | 2,976 | 421 | | 長期借入金 | 2,910 | 420 | | その他 | 66 | 1 | | 負債合計 | 5,750 | △123 |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(※2) | |------------------------|----------------|---------------| | 株主資本 | 243 | 90 | | 資本金 | 50 | △2,107 | | 利益剰余金 | △877 | 3,034 | | その他の包括利益累計額 | 記載なし | 記載なし | | 純資産合計 | 301 | 79 | | 負債純資産合計 | 6,051 | 43 |
(※2)前期末(2025年3月31日)との比較。単位は千円から百万円に換算。
貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の自己資本比率は4.0%となり、前期末の2.5%から改善しました。これは、純資産の部において、資本金・資本剰余金の減少と利益剰余金の増加(欠損填補による振替)があったものの、当期純利益の計上により株主資本が増加したことによります。 流動資産は減少しましたが、現金及び預金、受取手形及び売掛金が減少した一方、棚卸資産やその他流動資産が増加しています。固定資産では、ソフトウエアの増加などにより無形固定資産が増加し、固定資産合計は増加しました。 負債面では、短期借入金が減少したものの、長期借入金が増加したため、負債合計は微減となりました。 全体として、資産合計は微減、負債合計も微減、純資産合計は増加しており、財務基盤の安定化に向けた動きが見られます。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(※3) | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,504 | - | 100.0% |
| 売上原価 | 2,329 | 記載なし | 66.5% |
| 売上総利益 | 1,175 | 記載なし | 33.5% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,416 | 記載なし | 40.4% |
| 営業利益 | △241 | - | △6.9% |
| 営業外収益 | 66 | 記載なし | 1.9% |
| 営業外費用 | 68 | 記載なし | 1.9% |
| 経常利益 | △243 | - | △6.9% |
| 特別利益 | 352 | 記載なし | 10.0% |
| 特別損失 | 11 | 記載なし | 0.3% |
| 税引前当期純利益 | 97 | 記載なし | 2.8% |
| 法人税等 | 7 | 記載なし | 0.2% |
| 当期純利益 | 90 | - | 2.6% |
(※3)2025年3月期は決算期変更により9ヶ月の変則決算のため、直接的な前年同期比での比較は困難です。ただし、開示情報では「前年同期(2024年4月から12月の9カ月間)との比較では営業損失、経常損失ともに7億円超の利益改善」と記載されています。
損益計算書に対するコメント: 売上高は堅調に推移しましたが、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回ったため、営業損失となりました。売上高営業利益率は-6.9%です。 営業外損益はほぼ均衡しており、経常利益も営業損失と同水準となりました。 特別利益として、連結子会社における債務免除益3億30百万円を計上したことが、当期純利益を黒字に転換させる要因となりました。 売上高に対する売上原価率は66.5%、販売費及び一般管理費率は40.4%となっています。 会計上の見積りの変更として、kencom用ソフトウェアの耐用年数を2年から5年に変更しましたが、当第3四半期連結累計期間の損益に及ぼす影響は軽微とのことです。
5. キャッシュフロー(記載があれば)
当第3四半期連結累計期間に係る四半期連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていません。 ただし、以下の情報が記載されています。 - 減価償却費(のれんを除く無形固定資産に係る償却費を含む。): 224,249千円 - のれんの償却額: 36,364千円
6. 今後の展望
株式会社データホライゾンは、2026年3月期の通期連結業績予想に変更はありません。 - 売上高: 6,000百万円 - 営業利益: 400百万円 - 経常利益: 420百万円 - 親会社株主に帰属する当期純利益: 629百万円 - 1株当たり当期純利益: 49.56円
「経済財政運営と改革の基本方針2025(骨太方針2025)」における医療費適正化の取り組みなどから、同社が提供するサービスに対するニーズは依然として高いと見ています。データヘルス関連サービスおよびデータ利活用サービスの成長を継続し、通期での黒字化および利益成長を目指す方針です。
7. その他の重要事項
- セグメント情報: ヘルスケア事業のみの単一セグメントであるため、記載は省略されています。
- 配当方針: 2026年3月期は年間配当予想0円としています。
- 株主還元施策: 現時点では特筆すべき株主還元施策に関する記載はありません。
- M&Aや大型投資: 記載なし。
- 人員・組織変更: 記載なし。
- 継続企業の前提に関する注記: 前連結会計年度における減損損失の計上等により純資産額が減少しましたが、事業構造の改善、固定費削減、主力サービス(データヘルスサービス、データ利活用サービス)の成長、金融機関および親会社からの資金借入枠の確保などにより、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような状況は認められないと判断されています。