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更新: 2026-02-12 16:00:00
決算 2026-02-12T16:00

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

テルマー湯ホールディングス株式会社 (3521)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

テルマー湯ホールディングス株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比33.0%増と大幅な伸長を記録しました。これは、主力である温浴事業の堅調な業績に加え、新たに連結子会社となった食品事業の貢献が大きく寄与した結果です。しかしながら、役員退職慰労金の支払いといった特別損失の計上や、食品事業におけるのれん償却の影響により、利益面では前年同期比で減少となりました。貸借対照表においては、総資産は微減となったものの、自己資本比率は81.0%と高い水準を維持しており、財務の健全性は保たれています。通期の連結業績予想に変更はありません。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比(%)
売上高(営業収益) 1,999 33.0
営業利益 237 △5.3
経常利益 237 △4.5
親会社株主に帰属する四半期純利益 126 △18.3
1株当たり四半期純利益(円) 4.78 記載なし
配当金(年間予想) 記載なし 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高の増加は、温浴事業における集客努力や施設リニューアル、そして新たに連結子会社となった食品事業の貢献が主な要因です。特に、食品事業は売上高461,310千円を計上しました。一方で、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少は、主に以下の要因によるものです。 * 特別損失の計上: 退任取締役への役員退職慰労金として25,000千円を支払ったことが、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少に大きく影響しました。 * のれん償却: 食品事業の連結に伴い、のれん償却額として12,320千円が計上され、営業利益を圧迫しました。 * 売上原価の増加: 売上高の増加に伴い、売上原価も増加しており、利益率に影響を与えています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 1,528 | △5.1 | | 現金及び預金 | 1,248 | △16.9 | | 受取手形及び売掛金 | 224 | 135.1 | | 棚卸資産 | 37 | 記載なし | | その他 | 19 | 記載なし | | 固定資産 | 4,539 | 1.3 | | 有形固定資産 | 4,077 | △3.6 | | 無形固定資産 | 282 | 216.2 | | 投資その他の資産 | 180 | 8.2 | | 資産合計 | 6,068 | △0.4 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 578 | 21.8 | | 支払手形及び買掛金 | 180 | 383.5 | | 短期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 65 | 記載なし | | 固定負債 | 560 | △18.9 | | 長期借入金 | 273 | △32.4 | | その他 | 241 | 記載なし | | 負債合計 | 1,139 | △2.3 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 4,894 | △0.1 | | 資本金 | 100 | 0.0 | | 利益剰余金 | 562 | △1.0 | | その他の包括利益累計額 | 18 | 0.0 | | 新株予約権 | 16 | 191.6 | | 純資産合計 | 4,929 | 0.1 | | 負債純資産合計 | 6,068 | △0.4 |

貸借対照表に対するコメント: * 自己資本比率: 81.0%と非常に高い水準を維持しており、財務基盤は極めて安定しています。 * 流動性: 現金及び預金は減少しましたが、受取手形及び売掛金が大幅に増加しており、流動資産全体では微減にとどまっています。流動負債は増加していますが、流動資産とのバランスは良好です。 * 固定資産: 有形固定資産は微減ですが、無形固定資産が大幅に増加しています。これは、食品事業の連結に伴う「のれん」の計上(193,878千円)によるものです。 * 負債: 長期借入金が減少し、固定負債全体としては減少しています。流動負債は増加していますが、全体として負債の圧縮傾向が見られます。 * 純資産: 株主資本はほぼ横ばいですが、新株予約権が大幅に増加しています。これは、子会社化に伴うものと考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 1,999 33.0 100.0%
売上原価 1,558 47.0 78.0%
売上総利益 440 △1.6 22.0%
販売費及び一般管理費 202 63.7 10.1%
営業利益 237 △5.3 11.9%
営業外収益 4 32.1 0.2%
営業外費用 4 △19.1 0.2%
経常利益 237 △4.5 11.9%
特別利益 7 記載なし 0.4%
特別損失 29 記載なし 1.5%
税引前当期純利益 215 △13.4 10.8%
法人税等 89 6.1 4.5%
当期純利益 126 △18.3 6.3%

損益計算書に対するコメント: * 売上総利益: 売上高の増加を上回る売上原価の増加により、売上総利益は微減となりました。これは、食品事業の粗利率が温浴事業と比較して低い可能性を示唆しています。 * 販売費及び一般管理費: 食品事業の連結や集客活動の強化により、大幅に増加しています。 * 営業利益: 売上総利益の減少と販売費及び一般管理費の増加により、営業利益は減少しました。 * 経常利益: 営業外収益・費用の変動は比較的小さく、営業利益と同様の傾向を示しています。 * 特別損益: 特別利益として債務免除益7,280千円が計上された一方、特別損失として役員退職慰労金25,000千円が計上され、税引前当期純利益に影響を与えました。 * 当期純利益: 上記要因に加え、法人税等の増加もあり、当期純利益は大幅な減少となりました。 * 収益性指標: * 売上高営業利益率: 11.9% (前期比 4.5ポイント低下) * 売上高経常利益率: 11.9% (前期比 4.5ポイント低下) * ROE (親会社株主に帰属する当期純利益 / 自己資本): 記載なし (計算には前期末の自己資本が必要)

5. キャッシュフロー(記載があれば)

決算短信にはキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんが、以下の情報から推測できます。 * 営業活動によるキャッシュフロー: 利益の減少や棚卸資産の増加などにより、前期比で減少している可能性があります。 * 投資活動によるキャッシュフロー: 有形固定資産の取得や、子会社株式の取得などにより、マイナスとなっている可能性があります。 * 財務活動によるキャッシュフロー: 長期借入金の返済などにより、マイナスとなっている可能性があります。

6. 今後の展望

  • 業績予想: 通期の連結業績予想に変更はなく、売上高2,750百万円、営業利益375百万円、経常利益370百万円、親会社株主に帰属する当期純利益235百万円を予想しています。
  • 戦略:
    • 事業多角化: 食品事業への進出により、事業ポートフォリオの拡充を図っています。
    • 温浴事業の強化: 新宿店での施設リニューアルやサービス向上、西麻布店でのアウフグースイベント強化など、既存事業の競争力維持・向上に努めています。
    • ブランド力強化: 社名変更(エコナックホールディングスからテルマー湯ホールディングスへ)により、ブランドイメージの刷新を図っています。
    • 創業100周年: 2025年12月に創業100周年を迎えるにあたり、様々な施策を展開しています。
  • リスク要因:
    • インフレによる個人消費の低迷。
    • 食品事業におけるのれん償却負担の継続。
    • 競合他社との差別化競争。
  • 成長機会:
    • インバウンド需要の回復。
    • ペットフード市場の拡大。
    • 食品事業の更なる成長。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 温浴事業: 売上高1,502,171千円(2.5%増)、営業利益366,985千円(5.5%増)
    • 不動産事業: 売上高35,687千円(5.8%減)、営業利益12,606千円(2.5%増)
    • 食品事業: 売上高461,310千円、営業損失3,406千円(のれん償却による)
  • 配当方針: 2025年3月期は年間5.00円の配当を実施しました。2026年3月期も年間5.00円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 記載なし。
  • M&Aや大型投資: 2025年7月に食品事業の「青柳食品販売株式会社」を子会社化しました。
  • 人員・組織変更: 記載なし。