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更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

セントラル総合開発株式会社 (3238)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

セントラル総合開発株式会社(3238)は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高は前年同期比107.1%増と大幅に増加しましたが、損失は継続しています。これは、不動産販売事業における竣工・引渡し物件の増加が売上を押し上げた一方で、売上原価や販売費及び一般管理費の増加が利益を圧迫したためです。不動産賃貸・管理事業は増収増益となりましたが、不動産販売事業の損失を補うには至りませんでした。全体として、売上は大きく伸びたものの、収益性の改善には課題が残る結果となりました。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比 (%)
売上高(営業収益) 17,667 +107.1%
営業利益 △1,090 -28.0%
経常利益 △1,572 -16.3%
当期純利益 △1,115 -16.3%
1株当たり当期純利益(EPS) 記載なし -
配当金 記載なし -

業績結果に対するコメント: 売上高は前年同期比で107.1%増と大幅に増加しました。これは主に不動産販売事業において、地方圏を中心に18物件(地方圏15物件、首都圏3物件)の竣工・引渡しを予定しており、当第3四半期連結累計期間において6物件が竣工・引渡しとなったことが寄与しています。具体的には、不動産販売事業の売上高は前年同期比160.4%増の14,665百万円となりました。 一方で、売上原価が前年同期比で大幅に増加したこと、および販売費及び一般管理費の増加により、営業損失は1,090百万円(前年同期は1,516百万円の営業損失)となりました。経常損失は1,572百万円(前年同期は1,885百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純損失は1,115百万円(前年同期は1,332百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)となりました。 不動産賃貸・管理事業においては、売上高は前年同期比3.6%増の2,976百万円、セグメント利益(営業利益)は同7.7%増の386百万円となり、堅調に推移しました。 全体として、売上高は大きく伸びたものの、コスト増により損失が継続しており、収益性の改善が課題となっています。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動資産 | 35,722 | +9.5% | | 現金及び預金 | 1,286 | +31.5% | | 受取手形及び売掛金 | 161 | -32.2% | | 販売用不動産 | 6,950 | +1.8% | | 不動産事業支出金 | 25,932 | +10.7% | | 貯蔵品 | 7 | +3.0% | | その他 | 1,387 | +21.5% | | 貸倒引当金 | △1 | -20.9% | | 固定資産 | 13,522 | +5.7% | | 有形固定資産 | 11,850 | +1.8% | | 無形固定資産 | 205 | +28.6% | | 投資その他の資産 | 1,467 | +47.0% | | 資産合計 | 49,244 | +8.4% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |----------------------|----------------|------------| | 流動負債 | 24,438 | +57.9% | | 支払手形及び買掛金 | 536 | -33.0% | | 短期借入金 | 20,934 | +70.1% | | 未払法人税等 | 0 | -100.0% | | 不動産事業受入金 | 2,385 | +140.4% | | 賞与引当金 | 61 | -56.1% | | 役員賞与引当金 | 0 | -97.5% | | その他 | 521 | -55.1% | | 固定負債 | 15,745 | -19.8% | | 長期借入金 | 14,384 | -21.8% | | 長期未払金 | 154 | +1.8% | | 再評価に係る繰延税金負債 | 867 | 0.0% | | 退職給付に係る負債 | 7 | -25.0% | | その他 | 332 | +22.3% | | 負債合計 | 40,183 | +14.3% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 (%) | |------------------------|----------------|------------| | 株主資本 | 8,179 | -13.2% | | 資本金 | 1,353 | 0.0% | | 資本剰余金 | 1,027 | +0.1% | | 利益剰余金 | 5,827 | -17.7% | | 自己株式 | △27 | -25.6% | | その他の包括利益累計額 | 882 | +5.3% | | 純資産合計 | 9,061 | -11.6% | | 負債純資産合計 | 49,244 | +8.4% |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は49,244百万円となり、前期末比で8.4%増加しました。これは主に、不動産販売事業関連での事業用地仕入れ等が進捗したことによる棚卸資産(販売用不動産、不動産事業支出金)の増加、および賃貸用住居の建設計画に伴う固定資産(建設仮勘定)の増加によるものです。 負債合計は40,183百万円となり、前期末比で14.3%増加しました。特に流動負債が57.9%と大幅に増加しており、短期借入金が70.1%増の20,934百万円、不動産事業受入金が140.4%増の2,385百万円となったことが主な要因です。これは、事業拡大に伴う資金調達や仕入れの増加を示唆しています。 純資産合計は9,061百万円となり、前期末比で11.6%減少しました。これは、親会社株主に帰属する四半期純損失の計上(1,115百万円)および配当金の支払いによるものです。 自己資本比率は18.4%(前期末22.6%)となり、低下しています。流動比率(流動資産÷流動負債)は約1.46倍(前期末約2.11倍)と低下しており、短期的な支払い能力にはやや注意が必要です。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比 (%) 売上高比率 (%)
売上高(営業収益) 17,667 +107.1% 100.0%
売上原価 15,024 +138.7% 85.1%
売上総利益 2,643 -11.3% 14.9%
販売費及び一般管理費 3,734 +27.2% 21.1%
営業利益 △1,090 -28.0% -6.2%
営業外収益 41 +9.8% 0.2%
営業外費用 522 +28.7% 3.0%
経常利益 △1,572 -16.3% -8.9%
特別利益 0 -100.0% 0.0%
特別損失 2 - 0.0%
税引前当期純利益 △1,575 -16.3% -8.9%
法人税等 △459 -16.9% -2.6%
当期純利益 △1,115 -16.3% -6.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高は17,667百万円と大幅に増加しましたが、売上原価が15,024百万円と売上高の増加率を上回る138.7%増となったため、売上総利益は2,643百万円と前期比で11.3%減少しました。売上総利益率は14.9%となり、前期の19.8%から低下しています。 販売費及び一般管理費は3,734百万円と27.2%増加しました。 これらの結果、営業損失は1,090百万円となりました。営業外収益は41百万円、営業外費用は522百万円となり、営業外損益は481百万円の損失となりました。 経常損失は1,572百万円となり、前期比では損失額が縮小しています。 当期純損失は1,115百万円となりました。 売上高営業利益率は-6.2%(前期は-17.8%)と改善していますが、依然として赤字です。ROE(自己資本利益率)は、純資産の減少と純損失の計上により、計算不能(マイナス)となります。 コスト構造としては、売上原価率が85.1%と高く、これが収益性を圧迫する主要因となっています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示情報にはキャッシュフロー計算書の詳細な記載はありませんが、損益計算書と貸借対照表から推測される主な動きは以下の通りです。 * 営業活動によるキャッシュフロー: 営業損失を計上しているため、マイナスである可能性が高いです。 * 投資活動によるキャッシュフロー: 事業用地の仕入れや建設仮勘定の増加から、マイナスである可能性が高いです。 * 財務活動によるキャッシュフロー: 短期借入金や長期借入金の増加から、プラスである可能性が高いです。

6. 今後の展望

会社は2025年5月9日に発表した通期の連結業績予想に変更はないとしています。具体的な数値は開示されていませんが、現時点では損失が継続する見込みです。 事業環境としては、首都圏の新築分譲マンションの発売戸数が減少傾向にある一方、平均価格は上昇しており、建築コストや事業用地不足が背景にあると分析されています。 会社は、建設会社との連携による原価抑制、新たな需要の掘り起こし(地方中核都市への展開)、商品企画の充実(コンパクトマンションブランド「クレアホームズフラン」、ファミリー向けマンション)、安定収益源の拡充(賃貸マンション事業「クレアグレイス」)、持続可能な社会の実現への取り組み(ZEH-M、低炭素建築物採用)などを継続して実施していく方針です。 特に、不動産販売事業における物件の竣工時期による業績の変動が大きい点に留意が必要です。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • 不動産販売事業: 売上高14,665百万円(前年同期比160.4%増)、セグメント損失(営業損失)647百万円(前年同期は1,085百万円のセグメント損失)。
    • 不動産賃貸・管理事業: 売上高2,976百万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益(営業利益)386百万円(同7.7%増)。
  • 配当方針: 開示情報からは配当に関する具体的な方針は確認できませんでした。
  • 株主還元施策: 開示情報からは株主還元に関する具体的な施策は確認できませんでした。
  • M&Aや大型投資: 開示情報からはM&Aや大型投資に関する具体的な情報は確認できませんでした。
  • 人員・組織変更: 開示情報からは人員・組織変更に関する具体的な情報は確認できませんでした。