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更新: 2026-02-12 15:30:00
決算 2026-02-12T15:30

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

ラサ商事株式会社 (3023)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

ラサ商事株式会社は、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の全てにおいて前期比で大幅な増加を達成し、非常に堅調な業績を示しました。これは、環境設備関連事業の力強い成長に加え、産機・建機関連事業も堅調に推移したことが主な要因です。貸借対照表においては、自己資本比率が69.7%と高い水準を維持しており、財務基盤の安定性も確認できます。全体として、同社は成長ステージへの移行を目指す新中期経営計画を着実に実行しており、今後の更なる企業価値向上への期待が高まります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 20,307 9.4%
営業利益 1,839 29.1%
経常利益 2,019 20.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益 1,477 18.9%
1株当たり当期純利益(EPS) 138.13円 記載なし
配当金 記載なし 記載なし

業績結果に対するコメント: 当第3四半期連結累計期間における業績は、売上高が前期比9.4%増の203億7百万円と堅調に推移しました。特に、環境設備関連事業が官庁向け大型ピストンポンプ本体や部品・整備需要の好調、水砕設備の改良工事の完工などにより、同101.7%増と大幅な増収を記録したことが全体の牽引役となりました。産機・建機関連事業も、民間企業向けポンプや海外向けシールド掘進機の販売が好調で、同1.5%増となりました。 利益面では、売上増に加え、コスト管理の最適化も寄与し、営業利益は同29.1%増の18億39百万円、経常利益は同20.8%増の20億19百万円と、大幅な増益を達成しました。親会社株主に帰属する四半期純利益も同18.9%増の14億77百万円となりました。 一方で、資源・金属素材関連事業は、需要停滞や市場価格下落の影響で同0.6%減収、プラント・設備工事関連事業も工事量の減少により同3.0%減収となりました。化成品関連事業は、市況上昇や自動車分野の回復で同8.9%増収となりましたが、販売費及び一般管理費の増加によりセグメント利益は同7.5%減益となりました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 19,023 | △5.9% | | 現金及び預金 | 4,871 | △15.0% | | 受取手形及び売掛金 | 6,496 | △10.1% | | 棚卸資産 | 4,470 | △1.4% | | その他 | 388 | 記載なし | | 固定資産 | 13,353 | 2.4% | | 有形固定資産 | 7,445 | △1.5% | | 無形固定資産 | 38 | △32.1% | | 投資その他の資産 | 5,869 | 8.2% | | 資産合計 | 32,377 | △2.7% |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 7,146 | △16.1% | | 支払手形及び買掛金 | 2,434 | △21.8% | | 短期借入金 | 1,300 | △21.2% | | その他 | 719 | △1.1% | | 固定負債 | 2,654 | △7.8% | | 長期借入金 | 1,840 | △15.4% | | その他 | 202 | △2.4% | | 負債合計 | 9,800 | △14.0% |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 21,909 | 2.0% | | 資本金 | 2,076 | 0.0% | | 利益剰余金 | 18,882 | 3.6% | | その他の包括利益累計額 | 666 | 81.5% | | 純資産合計 | 22,576 | 3.3% | | 負債純資産合計 | 32,377 | △2.7% |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は323億77百万円となり、前期末比で2.7%減少しました。流動資産は190億23百万円となり、現金及び預金の減少などが影響し、前期末比5.9%減少しました。一方で、固定資産は133億53百万円となり、投資有価証券の増加などにより前期末比2.4%増加しました。 負債合計は98億円となり、前期末比14.0%減少しました。流動負債、固定負債ともに減少しており、特に支払手形及び買掛金、短期借入金、長期借入金の減少が目立ちます。 純資産合計は225億76百万円となり、前期末比3.3%増加しました。これは、当期の純利益の計上による利益剰余金の増加が主な要因です。 自己資本比率は69.7%と高い水準を維持しており、財務の健全性は非常に良好です。流動比率や当座比率などの安全性指標も良好であると推測されます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率
売上高(営業収益) 20,307 9.4% 100.0%
売上原価 15,040 9.7% 74.1%
売上総利益 5,266 8.4% 25.9%
販売費及び一般管理費 3,426 7.1% 16.9%
営業利益 1,839 29.1% 9.1%
営業外収益 250 △10.1% 1.2%
営業外費用 70 133.3% 0.3%
経常利益 2,019 20.8% 9.9%
特別利益 57 62.9% 0.3%
特別損失 0 記載なし 0.0%
税引前当期純利益 2,077 21.7% 10.2%
法人税等 600 29.3% 3.0%
当期純利益 1,477 18.9% 7.3%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比9.4%増の203億7百万円となりました。売上原価も9.7%増加しましたが、売上高の伸び率を下回ったため、売上総利益は同8.4%増の52億66百万円となり、売上高総利益率は25.9%と前期比で微減となりました。 販売費及び一般管理費は同7.1%増加しましたが、売上高の伸び率を下回ったため、売上高比率は16.9%と前期比で低下しました。 これらの結果、営業利益は同29.1%増の18億39百万円となり、売上高営業利益率は9.1%と前期比で1.4ポイント改善しました。 営業外収益は減少しましたが、営業外費用も増加したため、経常利益は同20.8%増の20億19百万円となりました。 特別利益の増加もあり、税引前当期純利益は同21.7%増の20億77百万円となりました。法人税等の増加を吸収し、当期純利益は同18.9%増の14億77百万円となりました。 ROE(自己株式を除く株主資本に対する当期純利益の比率)は、前期の株主資本を基に計算すると約6.7%(1477百万円 / (21,861百万円 - 643百万円))となり、前期の約6.0%(1242百万円 / (21,861百万円 - 643百万円))から改善しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

※提供された情報にはキャッシュフロー計算書の詳細は含まれていませんが、貸借対照表の現金及び預金の増減から推測される情報に基づき記載します。

  • 営業活動によるキャッシュフロー: 当期の純利益が14億77百万円と増加していることから、営業活動によるキャッシュフローはプラスで推移していると推測されます。ただし、現金及び預金が前期末比で8億61百万円減少していることから、売上債権の増加や棚卸資産の増加など、キャッシュフローを圧迫する要因があった可能性も考えられます。
  • 投資活動によるキャッシュフロー: 投資有価証券の増加(5億67百万円)などから、投資活動によるキャッシュフローはマイナスであったと推測されます。
  • 財務活動によるキャッシュフロー: 長期借入金の減少や配当金の支払いなどがあったと推測されます。自己株式の取得・処分に関する記載もあり、これらの影響も考慮されます。

6. 今後の展望

ラサ商事株式会社は、2026年3月期から2028年3月期までの3か年を計画期間とする新中期経営計画「“StepForward”Rasa2027~成長のステージへ~」を策定しています。この計画では、既存事業の安定的成長に加え、新たなステージへの一歩を踏み出し、さらなる企業価値の向上を目指しています。 2026年3月期の通期連結業績予想は、売上高280億円(前期比5.4%増)、営業利益25億円(前期比△1.3%減)、経常利益27億円(前期比△5.0%減)、親会社株主に帰属する当期純利益20億円(前期比△3.8%減)と、期初予想から変更はありません。第3四半期までの好調な業績を踏まえると、通期予想達成に向けた見通しは堅調と考えられます。 リスク要因としては、依然として不透明な経済状況、物価上昇の継続、米国の通商政策の影響などが挙げられます。成長機会としては、環境設備関連事業の拡大や、社会インフラを支える付加価値創出企業としての事業展開が期待されます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績: 環境設備関連事業の大幅な増収増益が業績全体を牽引しました。産機・建機関連事業も堅調に推移しました。資源・金属素材関連事業、プラント・設備工事関連事業は減収となりました。
  • 配当方針: 2025年3月期は年間72円の配当を実施しました。2026年3月期は中間配当36円、期末配当予想36円で、年間72円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 自己株式の取得・処分に関する記載があり、株主還元への意識がうかがえます。
  • M&Aや大型投資: 現時点では特筆すべき事項は記載されていません。
  • 人員・組織変更: 現時点では特筆すべき事項は記載されていません。

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