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更新: 2026-02-13 16:00:00
決算 2026-02-13T16:00

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社アスモ (2654)

決算評価: 非常に良い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社アスモは、2026年3月期第3四半期連結累計期間において、売上高は微増にとどまったものの、利益面で目覚ましい成長を遂げました。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益は、いずれも前年同期比で大幅な増加を記録しました。これは、アスモフードサービス事業の堅調な業績に加え、他の事業におけるコストコントロールの徹底が寄与した結果と考えられます。貸借対照表においても、自己資本比率が66.9%と高い水準を維持しており、財務基盤の安定性が確認できます。

2. 業績結果

以下の数値は、2026年3月期第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日)のものです。

科目 金額(百万円) 前年同四半期比(%)
売上高(営業収益) 15,833 1.9
営業利益 478 130.6
経常利益 496 110.3
親会社株主に帰属する四半期純利益 313 100.1
1株当たり当期純利益(EPS) 23.30円 記載なし
配当金 記載なし 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高は前期比1.9%増と微増にとどまりましたが、利益面では大幅な改善が見られました。営業利益は130.6%増、経常利益は110.3%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は100.1%増と、いずれも倍増に近い成長を遂げています。これは、アスモフードサービス事業の売上好調に加え、他の事業における経費削減努力が利益を押し上げた結果と考えられます。特に、アスモフードサービス事業では売上が好調に推移し、他の事業では売上が減少したものの、経費削減により利益が増加したことが全体の利益増に貢献しました。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動資産 | 9,064 | 906 | | 現金及び預金 | 5,229 | △156 | | 受取手形及び売掛金 | 2,431 | 315 | | 棚卸資産 | 456 | 68 | | その他 | 937 | 678 | | 固定資産 | 1,107 | △59 | | 有形固定資産 | 92 | △44 | | 無形固定資産 | 11 | △1 | | 投資その他の資産 | 1,003 | △13 | | 資産合計 | 10,172 | 846 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 流動負債 | 3,024 | 652 | | 支払手形及び買掛金 | 1,014 | 282 | | 短期借入金 | 0 | △22 | | その他 | 1,763 | 374 | | 固定負債 | 325 | 12 | | 長期借入金 | 記載なし | 記載なし | | その他 | 14 | △4 | | 負債合計 | 3,350 | 664 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(百万円) | |----------------------|---------------|-----------------| | 株主資本 | 6,642 | 165 | | 資本金 | 2,323 | 0 | | 利益剰余金 | 4,659 | 165 | | その他の包括利益累計額 | 158 | 14 | | 純資産合計 | 6,822 | 181 | | 負債純資産合計 | 10,172 | 846 |

貸借対照表に対するコメント: 当第3四半期末の総資産は10,172百万円となり、前期末比で846百万円増加しました。これは主に、受取手形及び売掛金、商品、前渡金などの流動資産の増加によるものです。負債合計は3,350百万円となり、前期末比で664百万円増加しました。これは主に、支払手形及び買掛金、未払金などの流動負債の増加によるものです。純資産合計は6,822百万円となり、前期末比で181百万円増加しました。これは主に利益剰余金の増加によるものです。 自己資本比率は66.9%(前期末は71.0%)となり、依然として高い水準を維持しており、財務の健全性は良好です。流動比率や当座比率などの安全性指標は開示されていませんが、現金及び預金が5,229百万円と潤沢にあり、資金繰りには問題がないと考えられます。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(百万円) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 15,833 301 100.0%
売上原価 12,790 94 80.8%
売上総利益 3,042 207 19.2%
販売費及び一般管理費 2,564 △64 16.2%
営業利益 478 271 3.0%
営業外収益 31 0 0.2%
営業外費用 13 11 0.1%
経常利益 496 260 3.1%
特別利益 1 △0 0.0%
特別損失 0 △5 0.0%
税引前当期純利益 497 255 3.1%
法人税等 180 92 1.1%
当期純利益 317 173 2.0%

損益計算書に対するコメント: 売上高は前期比1.9%増の15,833百万円となりました。売上原価は前期比0.7%増にとどまったため、売上総利益は前期比7.3%増の3,042百万円と増加しました。販売費及び一般管理費は前期比2.4%減の2,564百万円となり、コスト削減努力が効果を発揮しました。これにより、営業利益は前期比130.6%増の478百万円と大幅に増加しました。 営業外収益はほぼ横ばいでしたが、営業外費用は大幅に減少しました。特別利益は微増、特別損失は大幅に減少しました。これらの結果、経常利益は前期比110.3%増の496百万円、税引前当期純利益は前期比110.2%増の497百万円となりました。法人税等を差し引いた当期純利益も前期比100.1%増の313百万円と、大幅な増加を達成しました。 売上高営業利益率は3.0%(前期は1.3%)、売上高経常利益率は3.1%(前期は1.5%)と、いずれも改善しています。ROE(自己資本利益率)は、当期純利益313百万円、期中平均自己資本(概算)を約6731百万円とすると、約4.6%となります(前期は概算約2.3%)。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

開示されている情報には、キャッシュフロー計算書の詳細な記載はありません。しかし、貸借対照表の「現金及び預金」が5,229百万円と潤沢であることから、営業活動によるキャッシュフローはプラスであると推測されます。

6. 今後の展望

株式会社アスモは、2026年3月期の通期連結業績予想を、売上高21,000百万円(前期比2.3%増)、営業利益522百万円(前期比75.9%増)、経常利益554百万円(前期比76.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益333百万円(前期比131.7%増)と予想しています。これは、第3四半期までの好調な業績を踏まえたものであり、今後の業績拡大への期待を示唆しています。 中期経営計画や具体的な戦略については、開示情報からは詳細を把握できませんが、各事業セグメントの説明からは、アスモフードサービス事業における仕入れ・人材戦略、アスモトレーディング事業における販売チャネル拡大、アスモ介護サービス事業における人材確保・サービス向上などが今後の重点施策であることが伺えます。

7. その他の重要事項

  • セグメント別業績:
    • アスモトレーディング事業:売上高2,991百万円(前期比1.3%減)、セグメント利益65百万円(前期比116.5%増)。円安や原材料価格高騰の影響を受けつつも、メキシコ産チルドビーフや通信販売事業で成果。
    • アスモフードサービス事業:売上高6,879百万円(前期比8.9%増)、セグメント利益265百万円(前期比69.2%増)。人員不足対策や仕入値交渉により利益を確保。
    • アスモ介護サービス事業:売上高4,027百万円(前期比3.1%減)、セグメント利益343百万円(前期比26.6%増)。人員体制下での業務効率化と感染症対策が奏功。
    • ASMOCATERING(HK)事業:売上高1,931百万円(前期比4.7%減)、セグメント利益8百万円(前期はセグメント損失69百万円)。外食事業の撤退があったものの、卸売事業の回復が見込まれる。
  • 配当方針: 2025年3月期は年間10.00円の配当を実施。2026年3月期は年間10.00円の配当を予想しています。
  • 株主還元施策: 開示情報からは、配当以外の具体的な株主還元施策は確認できません。
  • M&Aや大型投資: 開示情報からは、M&Aや大型投資に関する具体的な情報は確認できません。
  • 人員・組織変更: ASMOCATERING(HK)事業における店舗撤退、ASMOCATERING(TAIWAN)COMPANY LIMITEDの解散が決定されています。アスモフードサービス事業では、外国人従業員のマネジメント職への登用や、営業人材の配置強化を進める方針です。