2026年9月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社ティア (2485)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
株式会社ティアの2026年9月期第1四半期決算は、売上高は増加したものの、利益面では大幅な減少となりました。売上高は、M&Aによる子会社(ティア北海道)の通年寄与や不動産事業の好調により、前年同期比6.3%増を達成しました。しかし、売上原価率の上昇、広告宣伝費や人件費の増加が利益を圧迫し、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも二桁減となりました。葬祭事業における葬儀件数の微減や葬儀単価の下落、フランチャイズ事業の減収も、利益減少の要因として挙げられます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 5,771 | +6.3% |
| 営業利益 | 455 | -17.7% |
| 経常利益 | 411 | -31.1% |
| 当期純利益 | 226 | -41.5% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | 記載なし |
| 配当金 | 記載なし | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 売上高の増加は、主にM&Aによるティア北海道の通年寄与、八光殿および東海典礼の葬儀売上高の増加、そして不動産事業の順調な拡大によるものです。一方で、売上原価率は前年同期比0.8ポイント上昇しました。これは、不動産事業の拡大に伴う商品原価率の上昇が主な要因です。販売費及び一般管理費は、営業促進に伴う広告宣伝費、賃金制度改定による人件費、ティア北海道の通年寄与に伴う経費の増加などにより、前年同期比12.0%増加しました。これらのコスト増加が利益を圧迫し、営業利益、経常利益、当期純利益ともに大幅な減少となりました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 6,131 | +1.4% | | 現金及び預金 | 4,366 | -3.9% | | 受取手形及び売掛金 | 1,182 | +20.1% | | 棚卸資産 | 252 | +47.7% | | その他 | 346 | 0.0% | | 固定資産 | 21,673 | -0.7% | | 有形固定資産 | 13,094 | +0.1% | | 無形固定資産 | 6,669 | -1.9% | | 投資その他の資産 | 1,910 | -1.2% | | 資産合計 | 27,805 | -0.2% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 6,174 | +1.1% | | 支払手形及び買掛金 | 502 | +10.8% | | 短期借入金 | 577 | +97.6% | | その他 | 5,095 | -1.7% | | 固定負債 | 12,941 | -1.6% | | 長期借入金 | 10,124 | -1.7% | | その他 | 2,817 | -1.5% | | 負債合計 | 19,115 | -0.8% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 8,629 | +0.0% | | 資本金 | 1,895 | 0.0% | | 利益剰余金 | 5,207 | +0.0% | | その他の包括利益累計額 | 60 | +350.0% | | 純資産合計 | 8,689 | +1.0% | | 負債純資産合計 | 27,805 | -0.2% |
貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は約31.2%(純資産合計 8,689百万円 ÷ 資産合計 27,805百万円)であり、前期末の約30.9%から微増しています。流動比率(流動資産 6,131百万円 ÷ 流動負債 6,174百万円)は約99.3%となり、前期末の約99.0%からほぼ横ばいです。当座比率((流動資産 - 棚卸資産)÷ 流動負債)は、棚卸資産の増加により若干低下しています。 資産合計は微減しましたが、現金及び預金は減少し、売掛金及び契約資産、棚卸資産が増加しています。これは、不動産事業の拡大やM&Aの影響が考えられます。固定資産は微減しており、のれんの減少が主な要因です。 負債合計は微減しましたが、短期借入金が大幅に増加しています。これは、M&A関連の資金調達や運転資金の増加によるものと考えられます。固定負債は長期借入金の減少により微減しています。 純資産合計は増加しており、これは当期純利益の計上による利益剰余金の増加と、その他の包括利益累計額の増加(繰延ヘッジ損益の改善)によるものです。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 5,771 | +6.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 3,575 | +10.1% | 62.0% |
| 売上総利益 | 2,195 | -1.0% | 38.0% |
| 販売費及び一般管理費 | 1,739 | +12.0% | 30.1% |
| 営業利益 | 455 | -17.7% | 7.9% |
| 営業外収益 | 19 | -76.8% | 0.3% |
| 営業外費用 | 63 | +65.8% | 1.1% |
| 経常利益 | 411 | -31.1% | 7.1% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 411 | -31.1% | 7.1% |
| 法人税等 | 184 | -11.9% | 3.2% |
| 当期純利益 | 226 | -41.5% | 3.9% |
損益計算書に対するコメント: 売上高営業利益率は7.9%となり、前期の9.7%から低下しました。売上総利益率は38.0%となり、前期の38.7%から低下しました。これは、売上原価率が62.0%(前期59.2%)と上昇したためです。販売費及び一般管理費は売上高比率で30.1%(前期28.6%)と上昇しており、人件費や広告宣伝費の増加が影響しています。 営業外収益は、受取保険金の減少などにより大幅に減少しました。営業外費用は、支払利息の増加などにより増加しました。 ROE(自己資本利益率)は、当期純利益の減少により低下していると推測されます(具体的な計算には前期の純資産額が必要です)。 コスト構造としては、売上原価率の上昇と販管費の増加が利益を圧迫する構造となっています。
5. キャッシュフロー
- 営業活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 投資活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- 財務活動によるキャッシュフロー: 記載なし
- フリーキャッシュフロー: 記載なし
6. 今後の展望
会社は2025年11月13日に公表した連結業績予想に変更はないとしています。売上高については、既存会館の堅調な推移に加え、新店稼働、不動産関連・アフターサポート・霊園事業等のサービスを担うトータル・ライフ・デザイン領域の拡大、ティア北海道の通年寄与による増収効果を見込んでいます。 コスト面では、売上原価率の低減を目指す一方、販管費については、広告宣伝費、人件費、ティア北海道の立ち上げに伴う経費等の増加を見込んでいます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績:
- 葬祭事業: 売上高 50億96百万円(+1.4%)、営業利益 8億58百万円(-11.3%)。葬儀件数は微減、葬儀単価も微減。
- フランチャイズ事業: 売上高 1億28百万円(-2.6%)、営業利益 18百万円(+15.0%)。既存店の減収によりロイヤリティ売上が減少。
- その他事業: 売上高 5億46百万円(+101.7%)、営業利益 85百万円(+402.2%)。不動産事業の拡大とリユース事業の好調が牽引。
- 配当方針: 記載なし
- 株主還元施策: 記載なし
- M&Aや大型投資: 2025年7月1日付で「株式会社メモリアジャパン」及び関係会社を子会社化(株式会社ティア北海道へ社名変更)。
- 人員・組織変更: 記載なし