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更新: 2026-04-03 09:15:32
決算 2026-02-13T15:30

2026年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

株式会社極楽湯ホールディングス (2340)

決算評価: 普通

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

株式会社極楽湯ホールディングスの2026年3月期第3四半期連結累計期間の業績は、売上高が堅調に増加したものの、利益面では新店舗の初期費用や人件費増加の影響を受け、微減となりました。売上高は前年同期比で11.9%増加し、事業の拡大傾向を示していますが、利益率の改善には課題が残ります。財政状態は、総資産が減少したものの、自己資本比率が改善しており、財務の安定性は保たれています。今後の業績予想は未定であり、不確実性が残ります。

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前期比(%)
売上高(営業収益) 11,852 11.9
営業利益 776 1.3
経常利益 866 0.3
親会社株主に帰属する四半期純利益 659 △9.6
1株当たり当期純利益(円銭) 20.95 △10.6
配当金(年間予想) 記載なし

業績結果に対するコメント: 売上高の増加は、アニメコンテンツやVtuberとのコラボイベント、銭湯の日・いい風呂の日イベントの実施、そして新店舗「RAKUSPA Station武蔵小金井」のオープンが主な要因です。これらの施策が顧客の来店意欲を刺激し、売上拡大に貢献しました。

一方で、利益が伸び悩んだ要因としては、新店舗オープンに伴う初期費用が大きく計上されたこと、最低賃金改定等による人件費の増加が挙げられます。既存店の収益は堅調に推移したものの、これらのコスト増が利益を圧迫しました。

親会社株主に帰属する四半期純利益が前期比で減少したのは、主に特別損失の減少(前期は固定資産売却損、当期は固定資産除却損)と、法人税等の増加による影響が考えられます。

3. 貸借対照表(バランスシート)

【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動資産 | 2,493 | △39.7 | | 現金及び預金 | 1,081 | △62.7 | | 受取手形及び売掛金 | 711 | △11.2 | | 棚卸資産 | 316 | 90.0 | | その他 | 349 | 57.7 | | 固定資産 | 10,028 | 12.8 | | 有形固定資産 | 8,087 | 14.1 | | 無形固定資産 | 167 | 18.5 | | 投資その他の資産 | 1,775 | 6.8 | | 資産合計 | 12,521 | △3.9 |

【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 流動負債 | 3,414 | △10.2 | | 支払手形及び買掛金 | 487 | △19.9 | | 短期借入金 | 200 | 記載なし | | その他 | 2,727 | △14.0 | | 固定負債 | 4,534 | △16.1 | | 長期借入金 | 1,754 | △33.6 | | その他 | 2,779 | △10.1 | | 負債合計 | 7,948 | △13.7 |

【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比(%) | |----------------------|---------------|--------------| | 株主資本 | 4,182 | 20.0 | | 資本金 | 2,172 | △58.6 | | 利益剰余金 | △5,944 | △9.9 | | その他の包括利益累計額 | 107 | 36.6 | | 純資産合計 | 4,573 | 19.7 | | 負債純資産合計 | 12,521 | △3.9 |

貸借対照表に対するコメント: 自己資本比率は34.3%となり、前期の27.4%から大幅に改善しました。これは、利益剰余金の増加や新株予約権の行使による資本金の増加が寄与しています。流動資産は現金及び預金の減少が大きく、全体として減少していますが、棚卸資産は増加しており、これは新店舗オープンやイベント実施に伴う在庫の増加を示唆している可能性があります。固定資産は有形固定資産を中心に増加しており、これは新規出店や設備投資によるものと考えられます。

負債合計は、長期借入金の返済が進んだことにより大幅に減少しました。これにより、財務の健全性が向上しています。

純資産合計は、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上による利益剰余金の増加や、新株予約権の行使による資本金の増加により、前期比で19.7%増加しました。

4. 損益計算書

科目 金額(百万円) 前期比(%) 売上高比率(%)
売上高(営業収益) 11,852 11.9 100.0%
売上原価 9,961 15.4 84.0%
売上総利益 1,891 △7.7 16.0%
販売費及び一般管理費 1,115 12.6 9.4%
営業利益 776 1.3 6.6%
営業外収益 148 △9.7 1.2%
営業外費用 58 △11.5 0.5%
経常利益 867 0.3 7.3%
特別利益 5 △86.2 0.0%
特別損失 6 27.8 0.1%
税引前当期純利益 865 △3.2 7.3%
法人税等 206 25.3 1.7%
当期純利益 659 △9.6 5.6%

損益計算書に対するコメント: 売上高は増加したものの、売上原価の増加率が売上高の増加率を上回ったため、売上総利益は前期比で減少しました。これは、原材料価格の高止まりや、新店舗オープンに伴う初期の原価負担増などが影響している可能性があります。

販売費及び一般管理費は売上高の増加率を上回って増加しており、人件費の増加や新店舗の運営費などが主な要因と考えられます。

営業利益は微増に留まりましたが、経常利益はほぼ横ばいでした。これは、営業外収益の減少を営業外費用の減少でカバーしたためです。

当期純利益は、法人税等の増加もあり、前期比で9.6%減少しました。売上高営業利益率は6.6%となり、前期の7.3%から低下しています。ROE(自己資本利益率)については、当期純利益と期末の純資産から計算すると、約14.4%(659百万円 / 4,573百万円)となり、前期の約20.0%(729百万円 / 3,820百万円)から低下しています。

5. キャッシュフロー(記載があれば)

当四半期決算短信では、キャッシュフロー計算書は作成されていません。ただし、注記として減価償却費が記載されています。

  • 減価償却費:
    • 前第3四半期連結累計期間(2024年4月1日~2024年12月31日): 444百万円
    • 当第3四半期連結累計期間(2025年4月1日~2025年12月31日): 533百万円

6. 今後の展望

株式会社極楽湯ホールディングスは、2026年3月期の連結業績予想について、現時点ではエネルギーコストや原材料費の上昇など、業績に影響を与える未確定な要素が多いため、数値での開示が困難な状況です。合理的に予測可能となった時点で公表するとしています。

経営成績に関する説明では、来期に「RAKUSPA足立江北(仮称)」を直営店としてオープン予定であり、引き続き売上拡大に向けた新規出店に積極的に取り組む姿勢を示しています。

7. その他の重要事項

  • セグメント情報: 当社グループは単一セグメントであるため、記載を省略しています。
  • 配当方針: 2025年3月期は無配でした。2026年3月期についても、現時点では配当予想は開示されていません。
  • 株主還元施策: 具体的な施策に関する記載はありません。
  • M&Aや大型投資: 新規出店(「RAKUSPA Station武蔵小金井」オープン、来期「RAKUSPA足立江北(仮称)」オープン予定)が積極的に行われています。
  • 人員・組織変更: 具体的な記載はありません。
  • 株主資本の変動: 2025年6月27日付で減資が行われ、資本金及び資本準備金が減少し、その他資本剰余金へ振り替えられました。また、新株予約権の行使により資本金及び資本準備金が増加しています。

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