2026年6月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(連結)
サイタホールディングス株式会社 (1999)
決算評価: 普通主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
サイタホールディングス株式会社の2026年6月期第2四半期(中間期)決算は、売上高が前年同期比で微減となりました。建設資材価格や労務費の高騰といった外部環境の厳しさから、主要事業である建設事業部門および建材事業部門で減収となりました。その結果、営業利益および経常利益は減益となりましたが、親会社株主に帰属する中間純利益は特別利益の計上などにより増加しました。財政状態は、自己資本比率が向上しており、安定性を維持しています。通期の業績予想に変更はなく、今後の動向が注目されます。
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,568 | -0.3% |
| 営業利益 | 281 | -26.2% |
| 経常利益 | 351 | -11.0% |
| 当期純利益 | 232 | +14.1% |
| 1株当たり当期純利益(EPS) | 記載なし | |
| 配当金 | 記載なし |
業績結果に対するコメント: 当中間連結会計期間の経営成績は、売上高が前年同期比0.3%減の35億68百万円となりました。これは、建設業界を取り巻く厳しい経営環境、特に建設資材価格や労務費の高騰が影響し、建材事業部門や酒類事業部門の売上が減少したためです。 営業利益は26.2%減の2億81百万円、経常利益は11.0%減の3億51百万円と減益となりました。これは、売上総利益の減少に加え、販売費及び一般管理費の変動などが要因と考えられます。 一方で、親会社株主に帰属する中間純利益は、特別利益(固定資産売却益、圧縮未決算特別勘定戻入額)の計上などにより、14.1%増の2億32百万円と増加しました。
3. 貸借対照表(バランスシート)
【資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動資産 | 6,659 | -1.6% | | 現金及び預金 | 4,384 | -6.4% | | 受取手形及び売掛金 | 2,031 | +8.9% | | 棚卸資産 | 214 | +9.4% | | その他 | 29 | +22.4% | | 固定資産 | 2,522 | -2.1% | | 有形固定資産 | 1,815 | -3.8% | | 無形固定資産 | 10 | -6.4% | | 投資その他の資産 | 696 | +2.9% | | 資産合計 | 9,181 | -1.7% |
【負債の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 流動負債 | 2,000 | -18.3% | | 支払手形及び買掛金 | 537 | +63.9% | | 短期借入金 | 938 | -12.9% | | その他 | 525 | -32.6% | | 固定負債 | 534 | +18.0% | | 長期借入金 | 253 | +36.2% | | その他 | 281 | -29.7% | | 負債合計 | 2,535 | -12.6% |
【純資産の部】 | 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | |------|---------------|--------| | 株主資本 | 6,035 | +3.2% | | 資本金 | 942 | 0.0% | | 利益剰余金 | 4,533 | +4.3% | | その他の包括利益累計額 | △58 | -25.6% | | 純資産合計 | 6,645 | +3.2% | | 負債純資産合計 | 9,181 | -1.7% |
貸借対照表に対するコメント: 当中間連結会計期間末の総資産は91億81百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億61百万円減少しました。流動資産は現金預金の減少があったものの、受取手形・完成工事未収入金等の増加により、微減にとどまりました。固定資産は有形固定資産の減少により、減少しました。 負債合計は25億35百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億65百万円減少しました。これは主に未払法人税等や短期借入金の減少によるものです。一方で、長期借入金の増加も見られます。 純資産合計は66億45百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億4百万円増加しました。これは主に親会社株主に帰属する中間純利益の計上による利益剰余金の増加によるものです。 結果として、自己資本比率は65.1%(前連結会計年度末は62.1%)となり、財務の健全性は向上しています。
4. 損益計算書
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益) | 3,568 | -0.3% | 100.0% |
| 売上原価 | 2,681 | +8.6% | 75.1% |
| 売上総利益 | 887 | -20.1% | 24.9% |
| 販売費及び一般管理費 | 606 | -17.0% | 17.0% |
| 営業利益 | 281 | -26.2% | 7.9% |
| 営業外収益 | 79 | +119.4% | 2.2% |
| 営業外費用 | 9 | -58.3% | 0.3% |
| 経常利益 | 351 | -11.0% | 9.8% |
| 特別利益 | 28 | +192.4% | 0.8% |
| 特別損失 | 2 | -32.4% | 0.1% |
| 税引前当期純利益 | 377 | -5.9% | 10.6% |
| 法人税等 | 114 | -26.9% | 3.2% |
| 当期純利益 | 262 | +8.6% | 7.3% |
損益計算書に対するコメント: 売上高は前年同期比で微減でしたが、売上原価が売上高以上に増加したため、売上総利益は20.1%減となりました。これは、建設資材価格や労務費の高騰が売上原価を押し上げたためと考えられます。 販売費及び一般管理費は17.0%減となりました。 これらの結果、営業利益は26.2%減の2億81百万円となりました。 営業外収益は為替差益の計上などにより大幅に増加し、営業外費用は減少したため、経常利益は11.0%減の3億51百万円となりました。 特別利益として固定資産売却益などが計上されたことにより、税引前当期純利益は5.9%減となりましたが、法人税等の減少もあり、当期純利益は8.6%増の2億62百万円となりました。親会社株主に帰属する中間純利益は2億32百万円で、前年同期比14.1%増となっています。 売上高営業利益率は7.9%(前期は10.6%)と低下しました。
5. キャッシュフロー
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比 |
|---|---|---|
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | △162 | -196.2% |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | 記載なし | |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | 記載なし | |
| フリーキャッシュフロー | 記載なし |
キャッシュフローに対するコメント: 営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期はプラスでしたが、当期はマイナス1億62百万円となりました。これは、売上債権の増加や未成工事受入金の減少などが主な要因と考えられます。詳細な内訳は開示されていませんが、営業活動によるキャッシュフローのマイナスは、資金繰りにおいて注意が必要な点です。
6. 今後の展望
2025年6月期決算発表時(2025年8月18日)に公表した通期の業績予想については、現時点での変更はありません。 (具体的な業績予想数値は開示情報に記載なし) 建設業界を取り巻く経営環境は依然として不透明であり、建設資材価格・原材料価格の高騰や労働者不足による労務費の高止まりが継続すると予想されます。このような状況下、当社グループは総力を挙げて受注活動を行うとともに、グループ各社の収益改善に努めていく方針です。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績
- 建設事業部門: 受注高は前年同期比51.0%減の10億56百万円、完成工事高は23.7%増の16億96百万円、営業利益は24.4%減の93百万円。
- 建材事業部門: 売上高は17.6%減の15億42百万円、営業利益は23.6%減の2億80百万円。
- 酒類事業部門: 売上高は18.4%減の1億38百万円、営業損失は2百万円(前年同期は営業損失29百万円)。
- その他の事業部門: 売上高は14.3%増の1億91百万円、営業利益は13.4%減の15百万円。
- 配当方針: 記載なし。
- 株主還元施策: 記載なし。
- M&Aや大型投資: 記載なし。
- 人員・組織変更: 記載なし。