2026年1月期(2025年7月9日~2026年1月8日)決算短信
アセットマネジメント One 株式会社 (1498)
決算評価: 非常に良い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
本レポートは、アセットマネジメント One 株式会社が運用する「One ETF ESG(1498)」の2026年1月期(2025年7月9日~2026年1月8日)の決算短信に基づき、財務状況を分析したものです。当期において、ファンドの純資産総額は前期比で大幅に増加し、1口当たりの基準価額も大きく上昇しました。これは、主に有価証券売買等損益および派生商品取引等損益が前期の微益から当期には大幅な黒字に転換したことが主な要因です。分配金も前期比で増加しており、投資家への還元も良好な結果となりました。
2. 業績結果
以下の数値は、決算短信より抜粋し、前期(2025年7月期)との比較を示しています。単位は百万円です。
| 科目 | 2026年1月期(当期) | 2025年7月期(前期) | 前期比(増減率) |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益)合計 | 2,122 | 106 | +1,900% |
| 営業利益 | 2,115 | 99 | +2,038% |
| 経常利益 | 2,115 | 99 | +2,038% |
| 当期純利益 | 2,115 | 99 | +2,038% |
| 1口当たり基準価額 | 28,110円 | 22,077円 | +27.3% |
| 1口当たり分配金 | 273円 | 267円 | +2.2% |
業績結果に対するコメント: 当期の業績は、前期と比較して劇的な改善を見せています。特に、営業収益、営業利益、経常利益、当期純利益はそれぞれ20倍以上の増加となりました。これは、前期は微々たる収益であった「有価証券売買等損益」と「派生商品取引等損益」が、当期においてそれぞれ1,994百万円、33百万円の黒字となったことが主因です。これにより、ファンド全体の収益性が大幅に向上しました。1口当たり基準価額も27.3%上昇しており、投資家にとって魅力的なリターンをもたらしました。分配金も微増していますが、これは主に当期の利益増加を反映したものです。
3. 貸借対照表(バランスシート)
単位:百万円
【資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減率) |
|---|---|---|
| 流動資産 | ||
| コール・ローン | 208 | +15.9% |
| 株式 | 8,883 | +14.5% |
| 派生商品評価勘定 | 3 | +252.9% |
| 未収入金 | 8 | -39.9% |
| 未収配当金 | 11 | -16.4% |
| 差入委託証拠金 | 12 | +15.9% |
| 流動資産合計 | 9,125 | +14.5% |
| 固定資産 | 記載なし | 記載なし |
| 資産合計 | 9,125 | +14.5% |
【負債の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減率) |
|---|---|---|
| 流動負債 | ||
| 前受金 | 7 | +1,150.0% |
| 未払収益分配金 | 88 | -8.2% |
| 未払受託者報酬 | 1 | +14.0% |
| 未払委託者報酬 | 5 | +14.0% |
| その他未払費用 | 1 | -15.0% |
| 流動負債合計 | 101 | -0.6% |
| 固定負債 | 記載なし | 記載なし |
| 負債合計 | 101 | -0.6% |
【純資産の部】
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減率) |
|---|---|---|
| 株主資本 | ||
| 元本 | 4,284 | -10.0% |
| 剰余金 | 4,740 | +52.3% |
| (分配準備積立金) | 0 | -63.8% |
| 元本等合計 | 9,024 | +14.6% |
| 純資産合計 | 9,024 | +14.6% |
| 負債純資産合計 | 9,125 | +14.5% |
貸借対照表に対するコメント: 当期の貸借対照表は、純資産の部が大幅に増加したことにより、総資産も増加しています。特に、当期純利益の増加に伴い、「剰余金」が前期比で52.3%増加しました。一方で、「元本」は10.0%減少していますが、これは設定・交換実績における発行済口数の増減を反映していると考えられます。 自己資本比率は、純資産合計を総資産で割った値であり、当期は (9,024 / 9,125) × 100 ≒ 98.9% となり、非常に高い水準を維持しています。これは、ファンドの財務健全性が極めて高いことを示しています。 流動比率(流動資産合計 / 流動負債合計)は、9,125 / 101 ≒ 90.3倍となり、極めて高い流動性を示しています。これは、ETFという性質上、常に換金性の高い資産で構成されているためです。 資産構成としては、「株式」が総資産の約97.4%を占めており、ファンドの運用方針に沿った構成となっています。負債は非常に少なく、安定した財務基盤を有しています。
4. 損益計算書
単位:百万円
| 科目 | 金額(百万円) | 前期比(増減率) | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 売上高(営業収益)合計 | 2,122 | +1,900% | 100.0% |
| 受取配当金 | 94 | -6.9% | 4.4% |
| 受取利息 | 0 | +43.4% | 0.0% |
| 有価証券売買等損益 | 1,994 | 大幅増益 | 94.0% |
| 派生商品取引等損益 | 33 | 大幅増益 | 1.6% |
| その他収益 | 0 | -17.9% | 0.0% |
| 売上原価 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 売上総利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 販売費及び一般管理費 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業利益 | 2,115 | +2,038% | 99.7% |
| 営業外収益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 営業外費用 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 経常利益 | 2,115 | +2,038% | 99.7% |
| 特別利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 特別損失 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 税引前当期純利益 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 法人税等 | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| 当期純利益 | 2,115 | +2,038% | 99.7% |
損益計算書に対するコメント: 当期の損益計算書は、前期と比較して収益性が劇的に改善しました。特に「有価証券売買等損益」が前期の微益から当期には1,994百万円の黒字に転換したことが、全体の業績を牽引しました。また、「派生商品取引等損益」も前期の4百万円から33百万円の黒字へと大幅に改善しました。 「受取配当金」は微減しましたが、これは市場全体の配当水準やポートフォリオの構成変化によるものと考えられます。 営業利益率は99.7%と非常に高く、これはETFの運用コストが相対的に低いこと、および収益の大部分が売買損益等で構成されていることを示唆しています。 当期純利益も営業利益と同額であり、特別損益の計上はありませんでした。
5. キャッシュフロー
決算短信には、直接的なキャッシュフロー計算書は記載されていませんが、損益計算書および貸借対照表の変動から推測できる要素はあります。
- 営業活動によるキャッシュフロー: 営業収益の増加(特に有価証券売買益の増加)がキャッシュフローを大きく押し上げたと推測されます。分配金の支払い(88百万円)はキャッシュアウト要因ですが、全体としては大幅なプラスであったと考えられます。
- 投資活動によるキャッシュフロー: 株式の購入・売却によるキャッシュフローが主となります。当期は株式保有額が増加しているため、株式購入によるキャッシュアウトがあったと考えられます。
- 財務活動によるキャッシュフロー: 設定・交換による資金の流入・流出が考えられます。当期は発行済口数が減少しているため、一部交換によるキャッシュアウトがあった可能性があります。
フリーキャッシュフローについては、直接的な算出は困難ですが、営業活動によるキャッシュフローがプラスであり、投資活動によるキャッシュフローがマイナスであったと仮定すると、フリーキャッシュフローはプラスであった可能性が高いと考えられます。
6. 今後の展望
本決算短信には、具体的な業績予想や中期経営計画、リスク要因、成長機会に関する記載はありません。しかしながら、One ETF ESG(1498)は「FTSE Blossom Japan Index」に連動することを目指すETFであるため、今後の展望は以下の要因に左右されると考えられます。
- 市場全体の動向: FTSE Blossom Japan Indexは、ESG(環境・社会・ガバナンス)評価の高い日本企業で構成されており、この指数全体のパフォーマンスがファンドの運用成績に直結します。
- ESG投資の潮流: 世界的なESG投資への関心の高まりは、今後も指数全体の評価を高め、ファンドの魅力向上に繋がる可能性があります。
- 個別企業のESGパフォーマンス: 指数構成企業のESGパフォーマンスの改善は、指数全体の評価向上に寄与します。
- 運用コスト: ETFとしての運用コスト(信託報酬など)は、投資家にとって重要な要素であり、低コストでの運用が継続されることが期待されます。
7. その他の重要事項
- セグメント別業績: 本ファンドは単一のETFであるため、セグメント別の業績開示はありません。
- 配当方針: 決算短信に具体的な配当方針の記載はありませんが、分配金は運用収益に基づいて支払われており、投資家への還元を意識した運用が行われていると考えられます。
- 株主還元施策: ETFであるため、直接的な株主還元施策はありませんが、分配金を通じて投資家への還元が行われています。
- M&Aや大型投資: ETFの性質上、M&Aや大型投資といった企業活動は行われません。
- 人員・組織変更: アセットマネジメント One 株式会社の組織変更等に関する情報は、本決算短信からは判断できません。
【注意事項】 本分析は、提供された決算短信に基づき作成されており、開示情報に限定されます。実際の投資判断にあたっては、より詳細な情報や専門家の意見を参考にしてください。また、ETFの運用成績は市場環境に大きく左右されるため、将来の成果を保証するものではありません。