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更新: 2025-12-26 13:00:00
決算 2025-12-26T13:00

NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 中間決算短信

野村アセットマネジメント株式会社 (1357)

決算評価: 悪い

主要業績指標

AI財務分析レポート

1. 総評

  • 会社名: 野村アセットマネジメント株式会社(運用ファンド: NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信)
  • 決算期間: 2025年5月21日~2025年11月20日(2026年5月期 中間決算)
  • 総合評価: 純資産総額は前期比58%増加したものの、デリバティブ取引の評価損拡大により営業損失が943億円に達し、収益性が大幅に悪化。1口当たり純資産額が半減するなど、投資家価値の毀損が顕著。
  • 主な変化点:
  • 純資産総額: 1,569億円(前期比+58.0%)
  • 営業損失: △943億円(前期△39億円から悪化)
  • 発行口数: 2,609万2千口(前期比+202.1%)

2. 業績結果

科目 金額(百万円) 前年同期比
営業収益 △93,663 △2,634%
営業利益 △94,371 △2,294%
経常利益 △94,371 △2,294%
当期純利益 △94,371 △2,294%
1口当たり純資産額 6,014.11円 △47.7%
配当金 0円 変更なし

業績結果に対するコメント:
- 損失拡大の要因: 日経平均ダブルインバース指数の逆連動特性により、デリバティブ取引(先物)の評価損が939億円(前期△34億円)に拡大。
- 資産構成: 国債証券の保有額が749億円(構成比47.8%)と前期比150%増加し、安全資産へのシフトが顕著。
- 特記事項: 設定口数が2,609万口(前期比+202%)と急増したが、1口当たり純資産額が半減し、新規投資家の損失リスクが高まっている。

3. 貸借対照表

【資産の部】(単位: 百万円)

科目 金額 前期比
流動資産 167,891 +41.8%
 現金及び預金 62,863 +16.5%
 国債証券 74,973 +150.0%
 派生商品評価勘定 2,022 +428.9%
資産合計 167,891 +41.8%

【負債の部】

科目 金額 前期比
流動負債 10,971 △42.5%
 派生商品評価勘定 7,734 △57.8%
負債合計 10,971 △42.5%

【純資産の部】

科目 金額 前期比
元本 137,817,944 +2,020%
剰余金(欠損金) △136,248,742 △205.3%
純資産合計 156,920 +58.0%
負債純資産合計 167,891 +41.8%

貸借対照表に対するコメント:
- 自己資本比率: 純資産比率93.5%(前期94.5%)と高いが、欠損金が13.6兆円に拡大し、実質的な資本毀損が進行。
- 流動性リスク: 流動資産対流動負債比率15.3倍(前期6.2倍)と改善したが、デリバティブ評価勘定の変動リスクが懸念材料。
- 資産構成: 国債比率が47.8%に達し、低リスク資産への依存度が上昇。

4. 損益計算書(単位: 百万円)

科目 金額 前期比 売上高比率
営業収益 △93,663 △2,634% 100.0%
営業費用 708 +37.3% △0.8%
営業利益 △94,371 △2,294% △100.8%
当期純利益 △94,371 △2,294% △100.8%

損益計算書に対するコメント:
- 収益性悪化: 売上高営業利益率が△100.8%(前期△115.1%)と改善したように見えるが、これは営業収益のマイナス幅拡大による見かけ上の数値。
- 損失要因: デリバティブ取引損失が939億円(営業収益の100.3%)を占め、指数連動特性による構造的リスクが顕在化。
- 費用増: 委託者報酬が6.3億円(+37.8%)と増加し、損失拡大に拍車。

5. キャッシュフロー

記載なし

6. 今後の展望

  • 市場リスク: 日経平均株価の上昇局面で損失が拡大する逆連動特性により、今後の業績は市場環境に依存。
  • 戦略: 公社債への投資比率維持を表明しているが、デリバティブ損失抑制の具体策は不明。
  • リスク要因: 為替変動・金利上昇による国債価格下落リスクが懸念される。

7. その他の重要事項

  • 設定口数急増: 期中に3,291万口の設定(前期比+281%)があり、純資産増加の主因となった。
  • 配当方針: 分配金ゼロを継続。
  • 開示予定: 半期報告書を2026年2月18日提出予定。

分析責任者: 野村アセットマネジメント株式会社 サポートダイヤル(長坂 智)
注意事項: 数値は決算短信に基づき百万円単位で表記。デリバティブ評価損は市場変動の影響を強く受けるため、今後の業績は予測が困難。