NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 中間決算短信
野村アセットマネジメント株式会社 (1357)
決算評価: 悪い主要業績指標
AI財務分析レポート
1. 総評
- 会社名: 野村アセットマネジメント株式会社(運用ファンド: NEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信)
- 決算期間: 2025年5月21日~2025年11月20日(2026年5月期 中間決算)
- 総合評価: 純資産総額は前期比58%増加したものの、デリバティブ取引の評価損拡大により営業損失が943億円に達し、収益性が大幅に悪化。1口当たり純資産額が半減するなど、投資家価値の毀損が顕著。
- 主な変化点:
- 純資産総額: 1,569億円(前期比+58.0%)
- 営業損失: △943億円(前期△39億円から悪化)
- 発行口数: 2,609万2千口(前期比+202.1%)
2. 業績結果
| 科目 | 金額(百万円) | 前年同期比 |
|---|---|---|
| 営業収益 | △93,663 | △2,634% |
| 営業利益 | △94,371 | △2,294% |
| 経常利益 | △94,371 | △2,294% |
| 当期純利益 | △94,371 | △2,294% |
| 1口当たり純資産額 | 6,014.11円 | △47.7% |
| 配当金 | 0円 | 変更なし |
業績結果に対するコメント:
- 損失拡大の要因: 日経平均ダブルインバース指数の逆連動特性により、デリバティブ取引(先物)の評価損が939億円(前期△34億円)に拡大。
- 資産構成: 国債証券の保有額が749億円(構成比47.8%)と前期比150%増加し、安全資産へのシフトが顕著。
- 特記事項: 設定口数が2,609万口(前期比+202%)と急増したが、1口当たり純資産額が半減し、新規投資家の損失リスクが高まっている。
3. 貸借対照表
【資産の部】(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動資産 | 167,891 | +41.8% |
| 現金及び預金 | 62,863 | +16.5% |
| 国債証券 | 74,973 | +150.0% |
| 派生商品評価勘定 | 2,022 | +428.9% |
| 資産合計 | 167,891 | +41.8% |
【負債の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 流動負債 | 10,971 | △42.5% |
| 派生商品評価勘定 | 7,734 | △57.8% |
| 負債合計 | 10,971 | △42.5% |
【純資産の部】
| 科目 | 金額 | 前期比 |
|---|---|---|
| 元本 | 137,817,944 | +2,020% |
| 剰余金(欠損金) | △136,248,742 | △205.3% |
| 純資産合計 | 156,920 | +58.0% |
| 負債純資産合計 | 167,891 | +41.8% |
貸借対照表に対するコメント:
- 自己資本比率: 純資産比率93.5%(前期94.5%)と高いが、欠損金が13.6兆円に拡大し、実質的な資本毀損が進行。
- 流動性リスク: 流動資産対流動負債比率15.3倍(前期6.2倍)と改善したが、デリバティブ評価勘定の変動リスクが懸念材料。
- 資産構成: 国債比率が47.8%に達し、低リスク資産への依存度が上昇。
4. 損益計算書(単位: 百万円)
| 科目 | 金額 | 前期比 | 売上高比率 |
|---|---|---|---|
| 営業収益 | △93,663 | △2,634% | 100.0% |
| 営業費用 | 708 | +37.3% | △0.8% |
| 営業利益 | △94,371 | △2,294% | △100.8% |
| 当期純利益 | △94,371 | △2,294% | △100.8% |
損益計算書に対するコメント:
- 収益性悪化: 売上高営業利益率が△100.8%(前期△115.1%)と改善したように見えるが、これは営業収益のマイナス幅拡大による見かけ上の数値。
- 損失要因: デリバティブ取引損失が939億円(営業収益の100.3%)を占め、指数連動特性による構造的リスクが顕在化。
- 費用増: 委託者報酬が6.3億円(+37.8%)と増加し、損失拡大に拍車。
5. キャッシュフロー
記載なし
6. 今後の展望
- 市場リスク: 日経平均株価の上昇局面で損失が拡大する逆連動特性により、今後の業績は市場環境に依存。
- 戦略: 公社債への投資比率維持を表明しているが、デリバティブ損失抑制の具体策は不明。
- リスク要因: 為替変動・金利上昇による国債価格下落リスクが懸念される。
7. その他の重要事項
- 設定口数急増: 期中に3,291万口の設定(前期比+281%)があり、純資産増加の主因となった。
- 配当方針: 分配金ゼロを継続。
- 開示予定: 半期報告書を2026年2月18日提出予定。
分析責任者: 野村アセットマネジメント株式会社 サポートダイヤル(長坂 智)
注意事項: 数値は決算短信に基づき百万円単位で表記。デリバティブ評価損は市場変動の影響を強く受けるため、今後の業績は予測が困難。